回想第2回

途中にプロフィールが挟まりましたがペットとの思い出第2回です。

ぷにょす1号と名づけたドーベルマンとの旅はちまちま進んでゆく。
自分自身の装備も整わない貧弱なナイトの私はどうにかケントに辿りついた。
当時、ケントは実に賑やかな場所であった。
現在の閑散とした状態からは想像もつかないほどだ。
ケントを拠点として森を抜けギランを目指す者、南の橋を渡り荒地や森で狩りをする者が多いようだった。
橋を封鎖しPK・DKといった嫌がらせをする者もいたものだ。
現在チャットウィンドウにたまに流れる「橋などを封鎖云々」というテンプレートは、こうした嫌がらせ行為を良しとしなかったプレイヤー達の要望から加えられたものらしい。

それはさておき、私もケントを拠点とした多数のうちの一人であって、ここで準備を整えて狩りに出かけていた。
私が専ら通っていたのはケントから南の橋を渡り左上へ砂浜沿いに進んだ森で、ドワーフ・ドワーフウォリアー・ホブゴブリン・ウェアウルフなどを相手にしていた。
装備も心許なく、モンスターの強さや特徴も余り把握していなかったこの頃は色々失敗の連続だったが、幸いぷにょす1号は順調に育っていた…あの時までは。
ここの森にはオーガが棲息しており、この緑の巨人が様々なレアアイテムを落とすと知っていた私はよく狩っていた。犬で。
自分も弱いが犬も弱い。犬に噛ませながら延々と浜辺を引いて倒すのだが、何しろLVも装備もしょぼいので立ち止まると死ぬ。
いつものようにオーガを犬に噛ませて必死に引いていると、森から高速で駆け寄る悪魔が。
「やばい、蜘蛛だ」
シェロブ(現:ジャイアントスパイダー)はまだ弱いプレイヤーにとっては死神のような存在だった。
しかし感覚的にそろそろオーガが倒せそうだと思った私はすぐに帰還せず少し引いてみることにした…思えばこれが間違いだった。
案の定蜘蛛はすぐ追いついてくる。ブレイブポーションなどという高価なものは勿論持っていない。というか、どんな効果なのか知らなかった。
頼む、早くオーガを食ってくれぷにょす1号。…こんなときに限って攻撃を外しまくっている。
手持ちのレッドポーションはもう尽きた…また蜘蛛に噛まれた。
キャラが緑色になった。
「(;;::゜;;::д::;;゜::;;)!?」
焦ってカーソルを蜘蛛に合わせてみる…ウンゴリアント(現:ドレッドスパイダー)・・・なんてこった。
このとき一瞬マウスを握る手が止まった。当然キャラも止まる。
あっというまに削られるHPに焦り、移動する方向を誤る。
犬がオーガの攻撃範囲に入ってしまった。自分は蜘蛛の攻撃を受けてのけぞって動けない。
パタ。ぷにょす1号憤死。
な、な、なんてこったああああああ・…「あ゛ぁ゛ッ!」画面上では緑色のナイトが綺麗に回転していた。攻撃で死んだのか毒のダメージで死んだのかは今となっては知る由もない。
急いでリスタートし、犬が死んだ場所へ走る。
当時はリスタートしても犬の死体はついてきてくれず、死亡した場所に置き去りという悲しい仕様だった(帰還スクロールを使えば死体を引き戻すことができたのだが、それは後で聞いて知った)。
現場が見えてきた…と思ったらまた蜘蛛に襲われる。「あ゛ぁ゛ッ!」また死んだ。
次にリスタートして現場へ向かう途中のことだった
「ぷにょす1号の死体は地に還りました…」
茫然自失。

第3回へ続く
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by mf-w-omega | 2005-04-10 02:07 | 日々の記録。
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